タカトオコヒガンザクラ[桜]
(高遠小彼岸桜、バラ科)---
Cerasus × subhirtella
(諸説あり) ---
高遠城址公園は言わずと知れた桜の名所です。その名を冠するタカトオコヒガンザクラ(高遠小彼岸桜)は、可憐さと規模の大きさで「天下第一の桜」と称され、長野県の天然記念物に指定されている桜の名木とのこと。
すみれの展示会をハシゴする途中、偶然通りかかった公園に咲いていたのですが、あまりに綺麗だったので、ついつい撮影していました。その後、限られた公園などにだけ植えられている希少品種であることが分かりました。
撮影 : 東京都世田谷区 2016年3月11日
科 |
バラ科 |
属 |
サクラ属 |
分類体系 |
APG |
属性(生活型) |
落葉高木 |
標準和名 |
タカトオコヒガンザクラ |
漢字表記 |
高遠小彼岸桜 |
学名/栽培品種名 |
Cerasus x subhirtella 'Takato' |
RDB |
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花期 |
春:4月上旬 |
結実期 |
結実しない |
原産地 |
日本 |
備考 |
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国内分布 |
高遠城趾公園。限られた公園などに移植されている。 |
自生環境 |
栽培品種。 |
補 足 |
マメザクラまたはキンキマメザクラとエドヒガンとの交配種系。「天下第一の桜」と言われ、薄紅色で小さめの花を咲かせる。 |
この桜はコシノヒガンとも呼ばれ、マメザクラまたはキンキマメザクラと、エドヒガンの交配種の一系とされます。
比較として、ソメイヨシノより小振りでピンク色が濃いめの花を咲かせます。コヒガンの系統としては大きく育つそうです。
東京都世田谷区 2016年3月11日
高遠固有の種類として命名された貴重な桜。高遠で開催された「国際さくらシンポジウム(平成2年)」で林弥栄氏(桜研究会会長)により命名。