シコクスミレ (四国菫) [別名:ハコネスミレ]
東京都西多摩郡 2009年4月26日 alt.=650m
東京都西多摩郡 2008年4月29日 alt.=1,020m
* ナガバノスミレサイシンの可能性あり!
東京都西多摩郡 2008年4月29日 alt.=1,020m
| 分類 |
スミレサイシン類 |
| 学名 |
基本種 |
シコクスミレ Viola shikokiana Makino First published in Bot. Mag. (Tokyo) 16: 132 (1902) |
| 変種 |
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| 品種 |
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| 異名 |
= Viola epipsila var. acuminata Nakai First published in Icon. Pl. Koisikav. 4: 87 (1921)
= Viola hakonensis Nakai First published in Bot. Mag. (Tokyo) 36: (90) (1922)
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| 由来 |
shikokiana : 四国の |
| 外語一般名 |
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| 茎の形態 |
無茎種 |
| 生育環境 |
太平洋側の標高の高いところにあるブナ林下、その沢沿いなどに多い。 |
| 分布 |
国内 |
埼玉県(秩父山地)以西の本州の太平洋側と四国、九州に分布している。 |
| 海外 |
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| 補足 |
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| 花の特徴 |
形状 |
中輪(1.5cm前後)。花弁はやや細め。萼片の付属体はギザギザしている。 |
| 色 |
白色の花弁に赤紫色の条がしっかり入る。花茎には赤味がある。 |
| 距 |
白色で太く短い。 |
| 花期 |
普通。 |
| 花柱 |
カマキリの頭形(虫頭形)。 |
| 芳香 |
個体によって微香あり。 |
| 補足 |
側弁が下がるもの、側弁に毛が見られるものもあるとされる。 一般に花付きは良くない。 |
| 葉の特徴 |
形状 |
先が尖った卵形で、基部は深い心形。葉脈 が凹んで目立つ。 |
| 色 |
両面とも柔らかく明るい緑色。裏面は白っぽいとされるが、実際は淡緑色。 |
| 補足 |
鋸歯 は緩やかに大きく波状。咲き始めに、基部は巻いていることが多い。裏面の葉脈には細かく白い微毛が蜜に生えている。
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| 種の特徴 |
形状 |
楕円形または卵形。。 |
| 色 |
淡茶褐色または紫褐色を帯びる。 |
| 補足 |
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| 根の特徴 |
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| 絶滅危惧情報 |
東京都:絶滅危惧Ⅱ類、埼玉県:絶滅危惧Ⅱ類、岐阜県:絶滅危惧Ⅱ類、奈良県:準絶滅危惧種、和歌山県:絶滅危惧Ⅰ類、兵庫県:絶滅危惧Ⅱ類、山口県:絶滅危惧Ⅱ類、福岡県:絶滅危惧Ⅱ類、佐賀県:準絶滅危惧種、鹿児島県:絶滅危惧Ⅰ類 |
| 基準標本 |
基準産地は箱根。高知県鳥形山および大豊町立川 1902 牧野富太郎 |
| 染色体数 |
2n=24 |
| 参考情報 |
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| その他 |
植物分類学の言葉で「そはやき(襲速紀)要素」と呼ばれる代表的植物とされる暖帯系植物である(九州中南部・四国南部・紀伊半島・東海地方に分布の中心がある)。従って、地理的にはそはやき要素の帯の末端に当たる。
地下茎から匍匐枝(茎)を出して増殖する性質があり、群落を形成する。
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自生地でトレッキングをされる方は時々見掛けるすみれなのだそうですが、なかなか出逢うことができないまま、時間が経過していました。もしかしたら、葉には出逢っていたのではないかと思うのですが・・・。この日、的を一点に絞って、情報をかき集めて出掛けてみました。
目的地に到達するのに存外時間を要して、やっと白い花を見掛けた時には太陽が心許なくなっていましたが、運良く短い時間だけ差し込んだ陽光に喜んで、レフ版を駆使してシャッターを押していました。ファインダーに見えた唇弁の赤紫条が濃く鮮明で印象的だったのを覚えています。
因みに、ここでは側弁の毛は見られませんでした。毛と言えば、葉裏面の葉脈の凸面に白い微毛がびっしりと生えています。とても特徴的ですね。さて、葉の裏面ですが、陽光を不思議な感じで反射するので白っぽく見えるだけで、淡緑色でした。むしろ、葉脈が紫色なので全体が少し紫を帯びて見えるかも知れません。
2008/05/01
友人の誘いでやって来たのも奥多摩でした。前年の自生地と余り遠くない場所ですが、どうも花の様子が違います。この自生地の個体は花弁が細く、側弁に毛があるようです。
改めて調べてみますと、花には変化があり、もう少し幅広なもの、花びらが後方に湾曲しているもの、唇弁が極端に小さいものなどが見られるようです。やはり、幾つかの変化を目の当たりにしないと理解が深まらないことを実感します。さて、その目で前年の写真を見てみますと、花がナガバノスミレサイシン風ですね。
2009/04/30
夏に何度か訪れているのですが、すみれ探しの旅としては初めて四国を巡ってきました。名前からして、シコクスミレが自生しているのは当然のようなものですが、実は余り強く意識していませんでした。四国での実感は「あるところにはあるもんだ」です。
とても暑くて、標高1,000m程度では葉ばかりになっていましたが、その葉は斜面の一角を覆うようでした。気を良くして、どんどん登っていきますと、次々に葉が登場します。更に登っていきますと花が登場するようになりました。飽き足らずにどんどん登っていきますと、そこにもここにも花が咲いています。興奮が覚めて、なんだか、見るのが飽きてしまう感覚に陥ってしまいました(笑)。
2009/05/15
最近、シコクスミレの基準山地が箱根(神奈川県)であるという情報を見つけたのですが、どうしたことでしょう。上記の「基準標本
」の項に記載の通り、牧野富太郎博士が高知県で採集した標本で登録されています。火のない所に煙が立つのか、何か所以があるのかと調べてみたのですが、分かりません。おそらく、ハコネスミレという別名に関連がありそうですね。
2009/08/13
神奈川から県境を越えて静岡に入った辺りで、やっと花が見つかりました。葉は多かったのです。
静岡県裾野市 2024年4月28日 alt.=1,000m