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 エゾアオイスミレは立性のアオイスミレと表現して良いのか、それでは誤解を招くのか、ちょっと難しいところですが、なかなか花に出逢うことができない変わり者です。でも、分類と起源を辿ると、実はアオイスミレの方が匍匐枝(茎)や越冬葉を持つように分化(進化)した変わり者であることが分かります。
 北海道とか、植物の世界で寒い場所を意味する「蝦夷」は一般に「エゾ」と読むことでしょう。でも、平安時代末期までは「エミシ」と読まれ、アイヌ、ハヤトやクマソのような民や文化を指し示す言葉でした。エミシにはどうしても、朝廷という中央権力に虐げられ、押しつぶされるイメージがありますね。
 エゾアオイスミレは関東地方でも見られますが、東北では元気な多くの個体に出逢うことができます。
エゾアオイスミレ
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