分類 | タチツボスミレ類 | |
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学名 | 基本種 | タチツボスミレ Viola grypoceras A. Gray Published in: M. C. Perry, Narr. exped. China Seas Japan 2:308. (1857) |
変種 |
シチトウスミレ : Viola grypoceras var. hichitoana (Nakai) F.Maek.
シロバナツヤスミレ* : Viola grypoceras var. hichitoana f. kikuzatoi K.Nakaj.
* ツヤスミレがシチトウスミレの別名であるという認識に基づいている。
ケイリュウタチツボスミレ : Viola grypoceras var. ripensis N.Yamada et M.Okamoto
コタチツボスミレ : Viola grypoceras var. exilis (Miq.) Nakai
ヤクシマタチツボスミレ : Viola grypoceras var. yakushimensis Masam.
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品種 |
オトメスミレ : Viola grypoceras f. purpurellocalcarata (Makino)Hiyama ex F.Maek.
シロバナタチツボスミレ : Viola grypoceras f. albiflora Makino
ツヤスミレ : Viola grypoceras f. lucida (Nakai) F.Maek.
* ツヤスミレがリュウキュウタチツボスミレの別名とする資料が見られる。
ホソイスミレ : Viola grypoceras f. hosoii (Nakai) F.Maek. et Hashimoto
ミツバタチツボスミレ : Viola grypoceras f. trifolia Nakai
ミドリタチツボスミレ : Viola grypoceras f. viridans Hiyama
ミドリタチツボスミレ : Viola grypoceras f. viridiflora Makino ex F.Maek.
* 学名が2種類見られ、また、葉化に対する考え方に統一感がない(当面、品種として扱う)。
アカフタチツボスミレ : Viola grypoceras f. variegata Nakai(マダラタチツボスミレ) Published in: B. M. T. 36: (55) & (89) (1922)
ケタチツボスミレ : Viola grypoceras f. pubescens (Nakai) M. Mizush.
サクラタチツボスミレ : Viola grypoceras f. rosipetala Hiyama
ウラベニタチツボスミレ [俗] Viola grypoceras f. discolor Nakai
ウワゲタチツボスミレ [俗] Viola grypoceras f. hirtella Hiyama
カギタチツボスミレ [俗] Viola grypoceras f. uncinata Sugimoto
ソラムキタチツボスミレ [俗] Viola grypoceras f. ascendens Sugimoto
ヤエタチツボスミレ [俗] Viola grypoceras f. plena Maeda
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異名 |
タチツボスミレ : Viola sylvestris var. japonica Makino
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その他 |
ツルタチツボスミレ* : Viola grypoceras var. rhizomata (Nakai) Ohwi
* テリハタチツボスミレの変種とする説が有力とされるが、一方、独立説も存在している。
タチツボスミレ(山陰型) [俗] サンインタチツボスミレ、その他、多くの通名が生まれた。
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由来 | grypoceras : 湾曲した角 | |
外語一般名 | 【中】紫花堇菜 (zi hua jin cai)、【韓】낚시제비꽃 | |
茎の形態 | 有茎種 | |
生育環境 | 環境に左右されず、海岸近くから亜高山帯まで、いたるところで見ることができる。 | |
分布 | 国内 | 北海道南部から沖縄まで、ほぼ日本全国で見られる。 |
海外 | 朝鮮半島(南部)から台湾、中国(中部)で見られる。 | |
補足 | ||
花の特徴 | 形状 | 中輪から大輪。 |
色 | 一般に淡紫色で紫条が入るが、花型、花色ともに変化が多い。 | |
距 | 細長い円筒形で上に反ることが多い。 | |
花期 | 長い。 | |
花柱 | 筒型。 | |
芳香 | なし。 | |
補足 | 一般に花茎には毛がない。花茎が根元からも出る。 | |
葉の特徴 | 形状 | 卵型が基本。 |
色 | 両面とも緑色。表裏で差が少ない。 | |
補足 | 典型品は葉先が尖る。托葉には櫛の歯のような切れ込みが入る。 | |
種の特徴 | 形状 | 倒卵形。へその方へ尖る。中小粒。 |
色 | 種子:暗黄褐色に微細な斑点、種枕(エライオソーム):淡褐白色。光沢はない。 | |
補足 | ||
根の特徴 | ||
絶滅危惧情報 | ||
基準標本 |
横浜 by S. W. Williams and J. Morrow (1856)、北海道
オトメスミレ:乙女峠(神奈川県箱根)
ヤエタチツボスミレ:熊本県阿蘇
ホソヰスミレ:越前今立郡岡本村(福井県、旧称)、採集者:細井與三右衛門(よそえもん、1885-1947)、採集日:1938/4/21
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染色体数 | 2n=20 | |
参考情報 | 琉球の植物データベース | |
その他 |
特徴のひとつである櫛状のたく葉
細長い果実の形状も特徴のひとつ
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左:430円普通切手(1994/04/25発行、現在は販売終了) 右:ふるさと切手「季節の花シリーズ」第2集(2012/03/01発行) * (総務省|郵政事業サイトより) |