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キキョウ（桔梗、キキョウ科）	鑑賞に堪える野草	（つぶやきの棚）徒然草
薄紫色のキキョウの花が品良く咲いていました。昔、東北の高原で見たような怪しい記憶がありますが、公園などで見かけた記憶の方が多いような気がします。万葉の時代から観賞の対象たる美しい花が愛されており、平安期などの和歌集に多く登場しています。 　「秋の七草」の一つという印象が強いのですが、実際には、夏の早い時期から咲き始める植物です。同時に、花期が長いという性質もあるようですね。色違いや八重咲きがあって、古い時代から、園芸化されていた記録が見られます。現在では、余り身近な存在ではありませんが、育種により、多重咲きのリッチな花も見られるそうです。因みに、花屋さんの店頭に並んでいるトルコギキョウは、キキョウ科ではなく、リンドウ科の植物ですね。

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2024/07/22