ウスアカネスミレ 2003年5月4日 群馬県前橋市 赤城山
2004年4月30日 山梨県南津留郡 河口湖
比較的、濃いめの花色なので、全体には小ぶりなのに、明るい林の中で目立っています。家の近所でたくさん見られるので、とても愛着があるんです。ところが、この林全体が宅地になってしまう…。2000年5月、考古学調査が行われていたのですが、遺跡の様子を見ると、昔、かなり大きなお屋敷が建っていたように見受けられました。ブルドーザーが林を踏みつぶしていくのを見るのは忍びないですよね。林も遺跡も破壊して、これからは減る一方の人口も無視して、何十年も前の価値観で宅地開発を続ける住宅公団(最近、名称変更したらしい)とはなんなのだろう…(なんちゃって、でも本当です)。2000/06/01
純白種コボトケスミレは、高尾山の神奈川県側に当たる小仏峠(小仏城山)で見つかったことに由来するそうです。タカオスミレとコボトケスミレ、土地の名前が付けられたすみれが狭い地域に集中するのは珍しいことです。淡紫色の個体をウスアカネスミレと呼ぶことがあるそうです。2000/06/01
高尾山ですが、なんと、2000年には4月2日、9日、16日、つまり、毎週出掛けていました。同じ関東と言っても、ドアtoドアで片道約100Km程度あります。高尾山で撮影した赤みの強い写真(9日)がありますが、決して画質調整をした訳ではありません(当たり前か!)。自宅近隣のアカネスミレの色彩感覚とはかなり違うものでした。2001/04/11
すみれは変種や品種を細かく分け過ぎる傾向があります。アカネスミレにも幾つか見られますが、白花変種や、これだけ毛が多い種の無毛品であるオカスミレについては定義も明確なので理解できます。問題はウスアカネスミレです。淡紫色または淡いピンク色の花と言われますが、色の段階的な変化については定義が不明確だと言われても仕方がないところでしょう。正規の学名があるのですが、個人的には(現在のところ)ウスアカネスミレという品種を無視しているのが実態です。2008/12/15
ナガワスミレとヤエアカネスミレについて、ともに「重弁花(八重咲き種)」であるという点で共通しています。現状、それぞれ異なる地域で独立して発見され、報告された個体群として認識されています。ちょっと、不思議に感じました。
改めて、まとめると、ナガワスミレは、長野県の植物研究家であった奥原弘人氏が、長野県の旧南安曇郡奈川村周辺(標高1,300m)などで見出して、清水建美教授らによって『長野県植物誌(1997年)』等で正式に新品種(forma)として発表された経緯があります。
ヤエアカネスミレは、徳島県の植物研究家である阿部近一氏らによって、四国地方の植生調査や地域植物誌の中で発見・命名された経緯があります。「徳島県植物誌」に記載されたことが初めての記載だと仮定すれば、こちらの発表が時期的に後になります。
この両種の標本が比較されたという情報は見たことがありません。もし、正規に比較されて、同一であるとされた場合の話ですが、ヤエアカネスミレは、単に「八重咲きのアカネスミレ」という一般名称としてのみ残ることになるのでしょうね。あくまで「仮定」の話です。どなたかトライしてみませんか。2026/10/01

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