←戻る
次へ進む→
カスガスミレ 進む→
次へ進む→
 丸めの花、ぷっくりして白い距、少し目立つ紫条、先が軽く尖って全体として披針形HELP!を形成する淡緑色の葉、この外観を見ると、ヒメスミレやアカネスミレと、外来のヴィオラ・ランセオラー辺りの交配かと思ってしまうのですが、説明によると、スミレとツクシスミレという異節間の交雑種で、カスガスミレと名付けられました。
 この花真っ盛りの時期を過ぎるとどうなるのか、残念ながら、観察する機会がないままですが、展示会の時期はツクシスミレの性質は抑えこまれていて無茎種そのものに見えます。ご存じの方も多いことでしょうが、ツクシスミレの場合、長い花期の後半にはランナー(匍匐茎)が四方八方に拡がって、環境によっては、まるで蜘蛛の巣のような状態になります。花期前後の写真などを展示してもらえないかと思ってしまうところです。
   カスガスミレを育ててみれば良いことですが、なかなか店頭では見当たりません。
まぁ、発芽から冬枯れまでを観察するため、下手にも関わらず、多少なり栽培しているのは、そんな訳なのです。
ページのトップへ戻る