小諸市のwebサイトによりますと、昭和29(1954)年発行の『日本種子植物集覧第3冊』にコモロスミレと記録されているそうです。原記載文献とみなして良いと思います。2010/01/12
もう10年程度前のことになりますが、二輪で出かけた際、小諸の駅前で食事をしたことがあります。食堂のおかみさんにコモロスミレのことを聞いてみたのですが、全く知らない様子でした。最近、小諸市のwebサイトで、小諸市コミュニティバス『小諸すみれ号』を運行しています!という記事が載っているのを見かけました。平成19(2007)年10月の運行開始から2年6か月で利用者10万人突破!!だとか。今なら、ご存知の皆さんの方が多数派かも知れません。2011/02/25
更に時間が経過して、現在の小諸市では、小口径マンホールにコモロスミレの花がデザインとして描かれてるそうです。次回、訪問する際には気を付けてみてみたいところです。2020/06/17
小諸市の職員さんが持っている名刺には、コモロスミレのデザイン画が印刷されているそうです。何らかの理由を付けて名刺交換したいですね(笑)。花弁の数は栄養状態に左右されるとされますが、確かに小さな鉢に閉じこめた場合と、こぼれタネから芽生えた地植えでは相当印象が違っていました。 2010/01/12
平成17(2005)年に、市の花「こもろすみれ」のデザインを募集して、小諸市の山崎なずなさんの作品(右)が採用されたそうです。この情報を昨年見掛けていたのですが、本日、改めて小諸市(総務部企画課)にお願いして、このページに掲載する許諾をいただきました。2012/03/16
前述の小諸市海応院の掲示によりますと、『コモロスミレは、スミレの八重咲きの一品種で、(中略)。当初は、矢澤米三郎氏により「ヤエスミレ」とされていたが、その後、変化に富む八重咲きの特徴を持つスミレは他にないということがわかり、小諸で発見のスミレ、「コモロスミレ」と名付けられている。(略)』とされています。
この『変化に富む八重咲きの特徴を持つスミレは他にない』という記述は正しく事実だと思いますが、八重咲きという特徴だけに限定すれば、例えばキスミレに八重咲きがあり、園芸種のパルマスミレも八重咲きです。尤も、この大正という時代には情報がなかったであろうと思われます。2012/12/21
東京都 2005年4月2日 植栽神奈川県 2008年3月23日 植栽
このすみれはとてもユニークだと思います。よく見ると、重弁化している花と普通の花が同居していますね。重弁化している花には、どう見ても距が見当たりませんが、普通の花には当たり前のようにズングリとした距があります。
それから、萼片にも注目してみましょう。重弁化した花の場合は、やはり多くの萼片が見えますね。通常、萼片は5枚です。花弁の数に比例するかのように萼片も増えていますが、ちょっと妙ではないでしょうか。増えた分の花弁は雄しべが変化したものとされている訳なので、雄しべと萼片がリンクしたような現象です。2008/09/02
(つぶやきの棚)徒然草
(2008/03/02) Latest Update 2024/08/06 [465KB]