スミレの海岸性変種という意味では全く同じ属性になるアツバスミレとアナマスミレ。でも、自生地で見る典型品はかなり違うイメージです。勿論、とても似ている個体もありますが、敢えて言えば、アツバスミレの方がスマートかも知れません。東シナ海の海風を受けてゆったりと揺れていました。 2008/03/31
園芸選別品種である「アツバスミレ(二色咲き)」または「二色アツバスミレ」の花は、新島や三宅島産のアツバスミレに似ているという話を聞きます。ただ、新島産のものは、通常の個体と同様に側弁の基部に毛があるそうですが、園芸品種の方は毛が見られません。尚、アツバスミレ(二色咲き)は「スミレ事典(出典:S001) (三木順一氏著)」によると、浜栄助氏が伊豆大島で発見した花変わりとしています。 2008/07/04
ニイジマスミレは、写真で見る限り、とても綺麗な花で、どちらかというとシロスミレに紫条が入ったイメージです。確かに園芸選別品種である「二色アツバスミレ」と似ていますが、側弁と唇弁も白地です。2008/08/04
上の2枚はともにアツバスミレと見て良いだろうと思いますが、様子はかなり違います。実は左の「二色アツバスミレ」然とした個体は海岸沿いではなく標高の高いエリアで撮影したものです。右の「二色」に近い個体は平地での撮影ですが、やはり海岸沿いではありません。逸出品の可能性は否めませんが、少くても民家が立っているような場所ではありません。不思議なことに富士宮市では2000年にも観察しているんですよね。2013/08/07
(2000/05/30) Latest Update 2024/08/06 [1,020KB]