分類 | ミヤマスミレ類 | |
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学名 | 基本種 | ノジスミレ Viola yedoensis Makino Published in: Bot. Mag. (Tokyo) 26(305): 148-151 (1912) |
変種 |
リュウキュウコスミレ Viola yedoensis var. pseudo-japonica (Nakai) Hashimoto Published in: J. Jap. Bot.,51: 340 (1976)
シロバナリュウキュウコスミレ Viola yedoensis var. pseudo-japonica f. sonoharae E.Hama Published in: J. Jap. Bot.,51: 340 (1976)
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品種 |
シロノジスミレ Viola yedoensis f. albescens (Takenouchi) Hiyama ex F.Maek. Published in: ESJ 3: 223 (1954)
オトコノジスミレ Viola yedoensis f. barbata Hiyama Published in: J. Jap. Bot.,26: 157 (1951)
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異名 |
ノジスミレ * Viola philippica Cav. [Published in: Icon. Descr. Pl. Hisp. 6: 19 (1801)]
ノジスミレ * Viola alisoviana Kiss
ノジスミレ * Viola chinensis f. alboviolacea Skvortsov: * 下方に補足説明あり。
リュウキュウコスミレ Viola pseudo-japonica Nakai
ミドリリュウキュウコスミレ Viola pseudo-japonica f. viridescens Nakajima
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由来 | yedoensis : 江戸=東京の cf.: 地名に由来する、pseudo : 偽の(似ている)、sonoharae : 園原咲也氏(植物研究家 1885-1981) | |
外語一般名 |
【中】紫花地丁 zi hua di ding、光瓣菫菜、菲律賓菫菜、短毛菫菜
【韓】호제비꽃
【英】Tokyo Violet, Taiwan Violet, Neat Philippine Violet, Arrow-leaved Violet
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茎の形態 | 無茎種 | |
生育環境 | 明るい平地に多い。 | |
分布 | 国内 | 九州、屋久島以南、沖縄・南西諸島に広く分布している。 |
海外 | (未確認ながら分布が見込まれる) | |
補足 | ||
花の特徴 | 形状 | 中輪(1.2~2cm)。コスミレに似る。側弁は無毛(稀に有毛との情報あり)。 |
色 | 花色は白色から濃淡紫色まで変化に富んでいる。 | |
距 | 円筒形。 | |
花期 | 花期はとても長く、沖縄では、早ければ11月から咲き始め、4月位まで咲き続ける(一般的には12月中旬から開花する)。 | |
花柱 | カマキリの頭形。 | |
芳香 | 香りがあるものが見られるとの報告がある。 | |
補足 | 花茎は有毛。 | |
葉の特徴 | 形状 | 基本的には厚めの三角状披針形。基部は切形または心臓形。 |
色 | 両面とも緑色。 | |
補足 | 葉柄の翼 がはっきりしている個体が多い(一方、目立たないとの意見もあるが、何らかの勘違いではないかと思われる)。 | |
種の特徴 | 形状 | 倒卵形。へその方へ尖る。中粒。種枕が目立つ。 |
色 | 種子:濃褐色、種枕(エライオソーム):淡褐白色。光沢はない。 | |
補足 | ||
根の特徴 | ||
絶滅危惧情報 | 鹿児島県:準絶滅危惧種 | |
基準標本 | ミドリリュウキュウコスミレ : 沖縄県国頭村、恩納村 1968.2 by A. Takushi(京大収蔵) | |
染色体数 | 2n=24 | |
参考情報 | 琉球の植物データベース | |
その他 |
リュウキュウシロスミレと同様に花茎が長いものが多く見られた。 沖縄の方言(というか古い言葉)ではケッケレーグヮーと呼ぶとのこと。 |