トチノキ（栃の木、ムクロジ科）--- Aesculus turbinata --- 四季の山野草＠（花の写真館）

トチノキ（栃の木、ムクロジ科）--- Aesculus turbinata Blume ---

　子供の頃、「栃笛」を吹いて遊んでいました。栗に似た平べったい果実に穴を開けたものです（ピーッと音が出るだけ）。樹を見上げると、大きな葉が車輪状、もしくは団扇状に空を覆います。
　やはり、栗に似た淡いベージュ色の花を咲かせるのですが、円すい形で上向きという珍しい形状をしています。

撮影 : 福島県（奥会津） 2024年5月17日

科	ムクロジ科	属	トチノキ属
分類体系	APG	属性(生活型)	落葉高木
標準和名	トチノキ	漢字表記	栃の木
学名／栽培品種名	Aesculus turbinata Blume (1847)	RDB
花期	春：5～6月	結実期	秋：9～10月
原産地	日本	備考	Japanese horsechestnut （ジャパニーズ・ホースチェストナッツ、日本の馬栗）
国内分布	日本特産。東日本を中心に、北海道、本州、四国、九州に分布する。
自生環境	山地の沢沿いなど、湿気のある肥沃な土壌に自生する。
補　足	車輪に似た印象の大きな葉が特徴的。晩春、ちょっと珍しい、上向きで円すい状の大きな花（両性花）を咲かせる。秋には､栗に良く似た果実ができる。